【ペルーへの旅 序章】

25日間のペルーの旅から帰国した。早かったと言えば早かったし。ゆっくりだったと言えばゆっくりだった。

この間に、前半はマチュピチュへ。インカトレイルを45km歩いて行き。後半は、ブランカ山群という6000m級の山々の連なる場所を山を見ながらトレッキングした。

マチュピチュでは自分の前世について考えるような、スピリチュアルな体験をした。自分が試されているような。自分の心の中にあるものに向き合う時間を体験した。これは必然だったのだと思う。あういう場所に行くということはある程度そこにひきつけられるからだと思う。私はまさに導かれるようにマチュピチュに行ったんだと思う。しかもそれには長い準備の時間が必要だった。

初めてマチュピチュに行くことを考えたのは3年前。知り合いに行きたいと言われたのがきっかけだった。でも私はあまり乗り気ではなかった。世界でも有数の観光地。人が多く訪れる場所は私にはあまり魅力ないところとして映っていた。

去年のはじめ、インカ古道(トレイル)という道を通ってマチュピチュに行くことができることを知って、やっとこれだというものが見つかった。そこから準備し、参加者が集まり、出かけることになる。まさにこの時間が必要だったんだと思う。

そこからはまさに導かれるままに物事が進み、マチュピチュへと向かっていった。

今考えると必然。

これから旅の25日をここで振り返っていきたい。

気が向いた方はぜひ読んでみてください。

そして旅の参考にしていただいてもいいし、

懐かしく思ってもらってもいい。

今回選んだ1枚の写真は、4700mの峠の写真。

峠を越えた瞬間そこには全く違う景色が広がっている。

私が日本に帰ってきて感じたことは、街が違って見えるということ。

自分の中の何かが峠を超え、新たな人間になった気がしています。

そんな新しい木村太郎を感じてもらえたらうれしいなと思います。

さて、明日以降ゆっくりとその世界へともう一度旅立ちたいと思います。

エコツアーディレクター 木村太郎